ものを作る場所、売る場所、それぞれの思いはひとつ
会長メッセージarchives/wrote 20250720 #17
私たちは、手作りでものづくりをしています。何人もの手を通って、ひとつが完成します。その中に、何かが足らない、どこかおかしい、などの不良品も残念ながら多く出ていってしまっています。これは、本当にあってはならないことです。しかし、ひとつの商品が何人も通るため、失敗や見落としの確率も増えます。ここに甘えることなく、改善や発見の関所や仕組みを作っていくのが我々の現場の仕事です。製造スタッフは、常に不良品ゼロを目指し努力しています。
ところが、名入れ作業の場合は、その最終段階なので作業は1人の注意だけなのです。ファクトリー作業のミスはリボーンとしてよみがえることができますが、名入れミスはリカバリーのしようがなく、廃棄するしかありません。ところで、ステンシルのかすれや汚れについては私はミスと思っていません。どうしようもない間違いとは、名前の間違い(スペルなど)聞き間違い、確認違いで起こるミスです。これは、いけません。最後の最後に、注意不足で起こしてしまうミスが、一番残念で辛いことです。新品のバッグをハサミで切り、ゴミにします。量産品ではない、手作りだからこそ、見るにしのびなくこれほど悲しいことはありません。かわいそうなカバンを生み出さないように、販売のみなさんも、一に注意、二に注意と意識を持って取り組んでいただきたいと思います。
名前入れのサービスは、最初は、お客様とのコミュニケーションのために生まれました。お客様はその作業の大変さを目の当たりにして、自分だけのオリジナルができたこと以上に、感謝し、喜んでくれました。その文化が、今もなお継承されて今の形になっているのです。ルーツは「楽しさ」JIBの基本です。想いも継承してもらいたいのです。名前入れは緊張する場面が多いです。でも、しっかり練習し、そして現場ではしっかりと何回も確認し、一番大切なことは、楽しいコミュニケーションであること。楽しそうにしてあげてください。笑顔で取り組んでもらえたら嬉しいです。
#jib
#jibbag
#mrjib
#yacht
#sailcloth
#ミスタージブ
#ジブかばん
#軽い