76歳になって、歌にこめた想い

会長メッセージarchives/wrote 20250420 #14

3月31日は私の誕生日、そして前日の30日の日曜日に、今年も例年と同じように、みなさんに集まってもらうバースデーライブを開催させてもらいました。昨年は代表交代のパーティを兼ねて行いました。あれから一年あっという間でした。昨年も、何度も何年も選んでいる曲に加え、とても深い意味をこめて新しい曲も追加し、この社内報でもその解説も行いました。
 そして今年で76歳。今年はまた違う観点で考えてみました。少年時代から海、山であそび18歳頃から音楽遊びが加わりました。またこれらがJIBの誕生へとなりました。その時代の流れの中で、楽しいこと、辛い事がたくさんありましたが、私に影響を与えてくれる素敵な音楽との出会いがありました。その流れに想いをはせ、JIBの誕生前から今に至るまで、その時代の音楽で綴ってみようと思います。
■1970年代頃「When You Wish Upon A Star(星に願いを)」
ディズニーのピノキオの主題歌であり、夢は真剣に願えば叶うという私の原点、大好きな曲です。学生時代、私はバンド活動していて、いつかは自分達が演奏できる場所を作りたい、そんなことを夢見ていました。描いた通り、マリナ・デル・レイ、続いてDOGHOUSEという2つのカフェ(ライブバー)を作り、この夢はすぐ叶いました。
■1976年頃「夢で逢えたら」
JIBをオープンする2年前、大瀧詠一が吉田美奈子(歌手)のために作った曲。軽快なリズムに乗って流れるシンプルで可愛い歌詞、オープン準備期間によく口ずさんでいました。”あなたに逢いたくなったら、夢で逢えるまでまぶたを閉じて待ってる” なんて、なんとも言えず心が温まる曲で、ホッとしたものです。
■1980年代頃「I Won’ t Last A Day Without You(愛は夢の中に)」
ポール・ウィリアムズというフォークシーンガーの曲をカーペンターズが有名にしました。ラブソングですが、どんなときも大切な人が傍に寄り添い感じられる歌詞。私はJIBを創業したものの世間にはなかなか認めてもらえず、毎日続く辛い日々を支えてくれる曲でした。
■1990年代頃「Alfie(アルフィー)」
私が大好きなバート・バカラック作曲、映画「アルフィー」の主題歌。好き勝手に生きる主人公アルフィー(男性)に対して、人生について色々問いかける形式の歌詞。強く生きるも良しまた、バカを見ても人のためもよし、でもそこには愛がなくてはねダメだよアルフィー、という内容。バカラックの素敵なメロディーに哲学的な内容の歌詞が乗って、この頃もまだ色々な想いを抱えていた私を大きく支えてくれた曲です。
■2025年「Everything must change 」
1974年にクインシー・ジョーンズによってリリースされ、ジャズやポップスとして演奏されている曲です。全ての物は変わりゆく、それが運命だ。若者は老い、常識さえ変わっていくけれど、変わらないのは大自然と鳥の鳴き声。人は、変わることを受け入れながら自然の一部となって謙虚に生きていく、究極の宇宙の真理だと思いませんか。最近になって改めてこの曲と出会い、改めて私はそんな想いを噛み締めているのです。
■そしてアンコールには「We Are All Alone」
1976年、ボズ・スキャッグスによってリリースされた曲。誰も皆、ひとりぼっちだけどひとりぼっちではない、という内容は深く、自然と向き合いその厳しさの中で孤独と向き合い、一人で起業してまた孤独と向き合い、そんな私の全時代を通して人生のテーマにもなっているコンセプトです。
以上の6曲が、JIBにおける私の人生を支えてくれた曲たちです。
JIBは遊びをテーマにし、メッセージをカバンの形に変えて届けるというコンセプトは皆さんご存知と思います。JIBにとって音楽は、大切なメッセージのひとつなのです。いろんなカバンが生まれた背景に、これらの曲や想いもこめられているのです。

 

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