40周年を終えて

社長メッセージarchives/wrote 20181220-#58

40周年を終えて
11月23日でJIBは40周年を迎えました。
ここにいる皆さんをはじめ、たくさんの方々のおかげと、心から感謝しています。
さて、今日はその40年間の歴史の中で特に心に残ることを伝えたいと思います。
私が29歳の時にJIBと言う名を挙げ、今は69歳になりました。
この40年の間に色んな事が通り過ぎました。
楽しいことや辛いこと、怒ることも悔しいことも。
しかし今は全て楽しい想い出です。
何故なら全てのことがあったからこそ今がある、と思うからです。
30代は最も辛い時代でした。
年配者からはガキ扱い、年下からはオッサン扱い。
中でも一番辛かったのはお金に追われることでした。
ということで、お金の扱い方はこの時代に身にしみて勉強しました。
40代も中頃過ぎるまでは30代と同じです。
40歳になった時、思わず数字を倍にして80歳、もう死んでるかもしれないな、と思いました。
そして、人生の半分を通過したと感じ、初心の志しがブレていないかを考えた年でした。
私が最も嬉しかったこと。
46歳の時父親が他界し長男である私は喪主を務めることになりました。
この時、父親の死では涙は出ませんでした。
当時、親父のために長男としてきちんとしたいけれど、
実際はお金の余裕もなく、なかばヤケクソで葬儀を出しました。
しかし葬儀の朝の光景に、私は涙が止まらなくなったのです。
お寺の周りには、私がJIBを始めた時からの取引先などの関連会社が送ってくれた
樒(しきび)がびっしりと立ち並んでいたのです。
自分の創ってきたもの、組織、関わり、それらが、一つの形や実績となって見えた瞬間でした。
辛かった思いが一気に報われたような、そんな瞬間だったあの日の朝の感動を、
私は未だに忘れることができません。
勢いに乗ってきたJIBですが、まもなく阪神大震災が起こり、再び借金、振り出しに戻ることに。
その後立て直しに夢中になり、そして49歳で20周年を迎えました。
パレ一番町ビルで手作りのパーティをやり、信じられないくらい大勢のお客様がお祝いにかけつけてくれました。
こんなにもたくさんの人が応援してくれているんだ、、と、
JIBを始めて、最も充実感で溢れた瞬間でした。
50代からは起業から確実な経営体制を目指すも、53歳の時、癌を発病。
死がすぐ隣にあることを実感したと同時に、
自分の生き方がどうだったかを改めて見つめ直す機会となりました。
その時思ったことは、やり残したこと、後悔などが、なかったことです。
思ったことは「全てに感謝、全てのひとにありがとう」その一言しかありませんでした。
それから、改めて本当の会社の姿はどうあるべきか?を考え、皆さんが安心して働ける職場を目指し、
またみんなの夢をかなえるべき方法などをしっかり考え将来のビジョンを設定。
三木アトリエヴィレッジ、久寿川ファクトリー、JIB芦屋などのスタート。
60代では、さらに自社所有の船坂アトリエを造り、60代後半で船坂ヴィラ計画スタート。
そして、色んな方に認めてもらえた、そんな40周年パーティを迎えることが出来ました。
次は50周年です。
目指すは、スタッフ皆んなの夢が叶ったパーティにしたいと思っています。
皆さんは色んな思いで今の仕事をされてると思います。
私は、一度しかない自分の人生を充実感でいっぱいにしたいです。
色々な課題は山積みですが、同じ船に乗った皆さんとともに、
極上の充実感を味わいたいと思っているのです。

 

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