私のヨットの歴史<第三話・完結編>
会長メッセージarchives/wrote 20260320 #25
※年末から始まりました連載の第三回目です。
53歳で大病を患い、治療と前向きな精神で幸いなことに病気を克服できましたが、さまざまなタイミングが重なりヨットから離れ数年が経過。そして60歳の還暦を迎える時、再びヨットライフに戻るチャンスが訪れました。インターナショナル・ドラゴンというレース艇で、ヨットに復帰することになりました。ドラゴンはとても美しいヨットであると同時に本格的なレース専用の船で、しっかりしたヨット操船の技術と経験が必要なヨットで、何より本当にヨットが好きな者が選ぶ船だと思います。エンジンも無いこの船のオーナーは皆、元オリンピアンなど熟練のヨットマンが多く、色々な意味で誰もが憧れ、一目置かれるヨットです。私は、このドラゴンが自分のヨットライフの復帰となる船として、とても私らしくふさわしいと思いました。
船は”Rainbow seeker(レインボーシーカー)”と名付けました。”Rainbow seeker”は”虹のかけはし”という意味で、私が若い頃からずっと聴いてきたミュージシャンである「ジョー・サンプル」の有名な曲から命名しました。
それに続くように、あるきっかけで、「BarCup」というローカルヨットレースをJIBが主催することになりました。ヨットスクール時代のJIB SAILING CLUBという名前も復活し、JIBがスポンサーとなり、いろんな若者たちを巻き込んで盛り上がり、JIBを中心にヨットの仲間が一気に増えました。
同じころ、孫娘が誕生しました。その時、いつか孫娘の名前をつけたヨットを浮かばせたいなと、ふと思いついたのです。その思いを温め続け、昨年の2025年に伏線回収したのが、Maia号です。私は年齢も重ね、後期高齢者になりました。私はみんなに「生涯現役を貫く」と宣言してきましたが、身体もあちこち痛くまた動かしにくくなってきて、最近は積極的にヨットに乗るのを避けていました。そんな時、ふと孫娘の名前がついたヨットを浮かべる夢のことを思い出したのです。そうだ、これからは自分の年齢にふさわしい、ゆったりしたヨットを楽しもう。大切な仲間たちとの時間を大切にしよう。こうして思い立ったと同時にヨット探しを始め、素敵なヨットと出会うことができました。
76歳、クルーザー BENETEAU35「Maia(マイア)」号。新西宮ヨットハーバーに彼女の名前が入ったヨットが浮かんでいます。また、昨年から復活したJIB SAILING CLUBでのディンギー練習のレスキュー艇としてスズキのモーターボート「Cachalot(カカロット)Ⅱ」も導入しました。

前述の通り、JIBを開業する前のこの頃、私は生涯ヨットに乗っていたいと考えていました。しかしそれは、クルーで乗るか自分がオーナーになるかの2つの選択肢がありました。もちろん私は、自分がオーナーになってヨットに乗っているというビジョンを描き、それが夢となり、夢がJIBという目標に変わり、そして今に至るのです。今、私は人生の秋の時間ですが、頭と心は真夏の青春のまま。今は充実感と達成感でとても嬉しく満たされています。この喜びや嬉しさを、感謝とともにみんなと分かち合いたいと思っているのです。それが私の老後の、素敵な楽しみなのです。

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