パーティで歌うために選んだ3つの曲

会長メッセージarchives/wrote 20240420 #2

パーティで歌うために選んだ3つの曲

前回のメッセージでも、また一般チャットでもお伝えしていた通り、3月31日に私の75歳の誕生日ライブを開催しました。また周知の通り、JIBを創業して45年、2月に世代交代をし、私はCEOに、新社長に松下節子さんがそれぞれ就任いたしました。この日はこのお披露目も兼ねたパーティとして、大変多くの方にお祝いとご参加をいただき、改めてありがたく感謝を申し上げます。
 さて、この記念すべき日に、私が歌うために自分で選んだ曲を紹介します。
まず、新社長に向けて贈る曲として「Four」という古いジャズのナンバーを選びました。この曲は1954年にマイルス・デイビスがトランペットの曲として作曲し有名になりましたが、その後アメリカのあるヴォーカルトリオが歌詞をつけて、歌になりました。その歌詞が素敵なんです。「人生には大切なことが四つ(Four)。真実・名誉(信用)・幸福・そして愛を」という内容のメッセージでした。せっちゃん大切なことを忘れずにな、という、私からの想いにぴったりということで、この曲を選びました。

もう一曲は「Let me try again(もう一回やり直させて)」。ポール・アンカによる作詞作曲の、こちらもとても古いスタンダード・ナンバーで、とてもドラマチックな曲です。45年間の中でとても辛い時もありましたが、そういう時に私を励ましてくれ勇気づけてくれた、とても大好きで大切な曲です。中身は恋愛の内容ですが、今年のテーマ「再」にもあります通り、リスタート、新たな気持ちでCEOとしてやっていくぞという、そんな意味に置き換えたLet me try againなのです。
 最後、アンコールで歌った曲は「With love from over the horizon (水平線より愛をこめて)」。これは、私が30歳の時、ハワイから日本へ向かう太平洋横断のヨットの中で作った曲です。「必ず(日本に)帰ってくるからね」という、ハワイを出航する時の覚悟の強い想いのタイトルですが、漠然とした夢をハッキリとした目標に変え、一歩を踏み出した時の、想い出の曲です。この曲のタイトルはJIBのメッセージとして、JIBの本、名刺やパンフレット、ホームページなど、実はJIBのいろんなシーンに使ってもらっています。JIBの社歌といっても良いでしょうか。作った当初はギターの弾き語りのフォークソングでしたが、今から約30年くらい前、松下さんにジャズコードのアレンジをしてもらって、今の形になっています。自分で言うのもなんですがとても良い曲ですので、よろしければみなさんもぜひ少しでも聞いて、一緒に歌ってみてください。そういえば、パーティではこの曲をみんなで合唱するというサプライズがありました。とても感動して嬉しかったです。みなさんありがとうございます。

私にとって歌とは、メッセージを届けるためのツールです。どんな照れくさい内容の文章でも、メロディの力を借りると、すらすら言えるのが不思議です。この3つの歌を選んだこと、そしてこの日に歌えたことがとても嬉しく、心あたたまる素敵な一日となりました。ということで、75歳も楽しくアクティブな一年にしますので、期待しててくださいね。

 

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