What’s JIB
JIB Concept ~It’s a Message~
私たちはヨットのセイルクロスを主な材料としたバッグ等をデザイン・製造・販売をしていますが、それはあくまでも手段なのです。
私たちは「遊びのメッセンジャー」。自然の素晴らしさや厳しさと触れあい、人として生まれた喜びを大いに楽しむ、・・・そんな、充実感に満ちた時間と楽しさを、モノづくりを通して提案し続けます。
JIB(ジブ)とは? ~夢と憧れの象徴~
JIB(ジブ)は2枚(以上)帆のヨットの、前にある補助セイルの名前。「ジブセイル」といいます。
ヨットで帆走中、メインセイルだけで 走ることがあります。
ジブセイルをするすると下に下ろしてデッキの先端にたたんでおきます。それは昼寝をするのにちょうどいい感じの枕になるんです。
ヨットマンであった若き日のMr.JIBは、その枕に ごろんところがって世界へ色々な夢を見ていました。そんな思いが、今もJIBのカンパニー理念と製品の中に息づいています。
くじらロゴ ~ルーツはピノキオ~
JIB のロゴのクジラのマークは、ブランドを代表するアイデンティティ。
デザインの元になったのはマッコウクジラ。
“ピノキオ”や”老人と海”など、昔から物語りに登場するクジラのほとんどが、優しいマッコウクジラだから。
JIB Sailと同じように、 クジラの居るような遠い遠い海の世界への憧れの思いと、大きな夢がこめられています。
Design & Making
Design ~必要から生まれたデザイン~
それは Mr.JIBの若き日、ヨットから始まり、水上スキー、山スキー、クライミングやカヌーなど、常にアウトドアスポーツを楽しんできました。
海や山で思い切 り自然と戯れ、考えたり工夫したりすることそのものを、私たちは「遊び」と呼んでいます。何でも目の前にあることを楽しむ事です。
そうした遊びの中で必要になってくるものが、それぞれの遊び道具を運んだりしまっておいたりする「かばん」なのです。
遊びに合った機能や形を考えオリジナルを、さらに感性豊かにお洒落に楽しく考えます。機能的、だけではダメなんです。
だから、かばんのデザインの一つ一つに、それらが生まれたエピソード(Story)があります。
そのエピソードこそが、私たちがみなさんに伝えたい<It’s A Message>なのです!
Inspiration ~思いついたらすぐ作る~
JIB は社長はもちろん、ほぼ全員が縫製も出来るスタッフです。みんなが裁断や縫製を実際に出来るようになり、初めてそれをユーザーに伝える事が出来る、という考えがあるからです。
海や山で遊んで必要なものを思いついたら、自分たちで作ります。 お客様にリクエストを頂いたら、そのリアルな声を耳と頭にイメージしながら作り始めます。
思いついたら、そのホットなイメージが冷めない内にミシンに座 り、30 分後には試作が出来ていたなんて事もあります。
出来上り修正も、またレシピを書き直して外注するなんて時間を使うことはありません。
だから、 デザイン、企画から、商品完成まで、確実かつ最短時間で仕上げる事が出来ます。それこそが、私たちJIBの真価なのです。
Self-Manufacture ~必要から生まれたデザイン~
それは Mr.JIBの若き日、ヨットから始まり、水上スキー、山スキー、クライミングやカヌーなど、常にアウトドアスポーツを楽しんできました。
海や山で思い切 り自然と戯れ、考えたり工夫したりすることそのものを、私たちは「遊び」と呼んでいます。何でも目の前にあることを楽しむ事です。
そうした遊びの中で必要になってくるものが、それぞれの遊び道具を運んだりしまっておいたりする「かばん」なのです。
遊びに合った機能や形を考えオリジナルを、さらに感性豊かにお洒落に楽しく考えます。機能的、だけではダメなんです。
だから、かばんのデザインの一つ一つに、それらが生まれたエピソード(Story)があります。
そのエピソードこそが、私たちがみなさんに伝えたい<It’s A Message>なのです!
Material
Sail Cloth ~Light & Heavy~
軽くて丈夫でパリパリ?の、セイルクロス!
ヨットやハングライダーなど、風と遊ぶために重要な驚くような「軽さ」と「丈夫さ」を備えた特殊な繊維<セイルクロス >。
さらに、風の力を最大限に活用するために、高密度繊維に樹脂コーティングして、繊維が伸びないように工夫されています。この加工が「パリパリ」 の質感と音の正体!
思い出の証、「チョークマーク」
セイルクロスは折るたびに樹脂がこすれて白く残る「チョークマーク」という独特の折りジワが出来ます。
使っていくと次第にこのシワが広がり、やがて はシナシナになってきます。
紙をくしゃくしゃに揉むと柔らかくなるのと同じように。この生地の変化が、楽しいJIBバッグの風合いそのものになります。
バッグを使えば使うほどチョークマークは増え、そのシワはあなたの思い出の大切な証人となります。
Tape ~上質のナイロン素材~
JIB は張力や耐候性(紫外線などに強い)に優れた丈夫なナイロン素材のテープを採用。
クルマのシートベルトにも使われているテープでその品質に信頼があります。
Zipper ~ウェットスーツと同じジッパー~
JIB製品はカバンの大小を問わず、また小物に至るまでウェットスーツのジッパーと同じものを使っています。
開閉部分のツブツブが大きく樹脂製で、塩で固まったりサビずスムーズに開閉されるように工夫されています。
カバンにそんなもの使う必要ないって?いいえ、イザという時にはこのジッパーのスライダーを取り外して、ウェットスーツのジッパーのスライダーと交換出来るように!・・・そんなサバイバルな機能に、遊び心をつめこんで。
Eyelet ~本物のアイレット(はとめ)~
JIBのアイレットは、ヨットのセイルの三角のそれぞれコーナーに打ち開けられたアイレットと同じステンレス製で、かなりの負荷に耐えら れる強度の素材を採用しています。
ヨットのセイルでは、シート(ロープのこと)を通してセイルをトリム(コントロール)する為に使われます。
JIB製品の定番ダッフルやトートには、必ずこれらのアイレットが仕込まれています。
本物にこだわるJIBだから「イザというときに使える」信頼につながります。
Line ~最強の糸、ボンド糸~
強力な素材たちを一つにまとめ、ガッシリとつないでくれる糸・・・それは、ヨットのセイルを縫う糸と全く同じ「ボンド糸」。
丈夫な化学合 成糸を極太に縒(よ)り合わせ、さらにボンドでかためた、現代のロウ引き糸。力持ちの大人がひっぱったって切ることは難しい糸は、一本の縫製だけでも充分 にその強度を発揮します。
この極太の糸を生かすために生まれたデザイン・・・それこそが、JIB のステッチなのです。
Leather ~使い込むほど風合いが魅力のタンニンレザー~
JIBの一部製品にはタンニンレザーが使用されています。”タンニン”は皮革のなめし工程に使われる植物由来の天然のなめし剤の事です。
ナチュラルな色合いと、使うほどに色が濃くつややかな風合いに変化してくれます。経年劣化が味わえる、セイルクロスとの相性は最高にぴったり!
また、JIBのレザー製品のほとんどがキップ(成牛の手前)の皮革です。
そんなレザーを、ボンド糸でザクザクと縫いあげるラフで大胆な革使いはJIBならでは。
アウトドアでラフに使ってほしいから、丈夫さとJIBらしい雰囲気を大切にしています。
タンニンレザー以外にも、セイルクロスの白に映えるカラフルなレザーもたくさん。
アレンジの仕方がJIBならでは!さまざまなカラーバリエーションをお楽しみ下さい!
Special Parts
Dimension – Polyant社 Sail Cloth
白にこだわるならこのクロス
JIBの”ヨッティングシリーズ”のラインナップは全てDimension- Polyant/ディメンション・ポリアント社製のセイルクロスが採用されています。
ミルクのような濃厚な白色とガシっと厚めの最高の白の風合いが魅力。 同社はセイルクロスのトップブランドで、現在世界の多くのセイルメーカーに採用されている生地です。
Rutgerson社 SWEDEN Eyelet
強度も見た目も上質のアイレット
従来JIBが使っているものもヨットのセイルで使われている、充分な強度を持った本物のアイレット(ハトメ)ですが、それをさらに頑強に作り素材も形もこだわりを持ったアイレット・Rutgerson/ラットガーソン社。
鋼物のクオリティの高さで世界的に有名なヨーロッパ・スウェーデンから輸入。
※アイレットの表面に RUTGERSON SWEDEN の刻印があるものです。
Cutting & Sewing
Cutting ~ヒートカッティング~
大きなヨットを動かす動力を産み出す帆(セイル)は、いわば船のエンジン。
そんなセイル作りの基本は「裁断」。
アウトドアのどんな過酷な状況でもほつれてこないように、生地端を熱で溶かし生地端のほつれ止めをしながらカットします。
JIBもその方法にならって裁断しています。
歯の部分に熱が伝わるヒートカッターで全ての生地や素材を裁断します。
熱で溶かしながら生地端をくっつけて、繊維がほつれないようにするということです。
熱で溶けてくっつくので、一枚カットするのも二人がかりで、しかも一枚ずつしか裁断できません。
でも、どんなに効率が悪くても、この方法でなければ、JIBバッグとは言えない、最も重要な作業の一つなのです。
また、樹脂が乗ってパリパリの真新しいクロスは伸縮性が全くありません。
故に、裁断にあたっては通常より増して正確な採寸や角度を守る事が重要なのです。
Sewing ~丈夫であることへのこだわりとバランス~
きちんと選び裁断され、それぞれが充分バリューを持った材料たちをさらに丈夫なカバンに仕上げるために、最も的を得た縫い合わせをします。
硬質素材を極太の糸で大胆に縫い上げられたカバンは、見た目はラフで荒削りでも丈夫さに信頼感を持って頂けます。
それぞれのステッチは、負荷のかかる 箇所を分散したり、見た目を美しく整えたり、きちんと意味を持ちます。
やり直しは出来ません!
セイルクロスは樹脂加工表面部分に大きな針穴が残ってしまうので、縫い直しは絶対出来ません。
あと数工程というところで1針失敗、それで商品としては価値がなくなります。
それ故、ステッチ一つ一つ、真剣に取り組んでいます。
Form & Color
Simple Form & Color ~セイルクロスを最大に生かすカタチ~
JIB バッグの形と色のコンセプトは「シンプル・イズ・ベスト」。セイルクロスの大きなメリット「軽さ」を最大限に生かせるのです。
ポケットなど付加機能をつければつけるほどかばんが重くなり、せっかくの素材の良さが台無しです。
Pure White ~ヨットのセイルはほとんどが白~
JIBのコンセプトカラーは「白」。白がいかに素晴らしいか?新品のセイルの爽やかさ、使い込んだ時どんな風になるか、ヨットマンはなら 誰でも知っていること。
白はどんな人にも似合い素敵で爽やかな印象にしてくれます。
JIBファンの方で真っ白が似合わない人なんて、居ませんよね。
「白は 汚れるから」なんて言わないで。
汚れたら、そのためにJIBバッグはじゃぶじゃぶお洗濯できるようになっています。
Colorful! ~手作りだから出来る多品種・小ロット~
JIBで人気のライン、カラーコンビは、手作りだから出来る「多品種・小ロット」。”カラフルなJIB”のキャラクターを楽しんで頂くた めに、たくさんの資材のカラーをいつも準備しています。
部品あたりに用意された素材の色は多数。
故に、それによる組み合わせの数は、製品によっては天文学的数字に?!?!
製品によっては、なるべくその時々の組み合わせを楽しんで頂けるように、カラーコンビのカタログを作っていません。
ロスなく多くの組み合わせを生み出すことを、デザイナーを含め製作スタッフみんなで楽しんでいます。そんな思いも、JIBの大事な遊び心のエッセンス。
あなたがお使い頂いているJIBは、もしかしたらあなただけの一点モノカラーかもしれません
Stencil Print
Roots ~やっぱり海の事から始まった~
帆走船ならば必ず設けられた「セイルナンバー(船体認識番号)」。
セイルナンバーをプリントするために使われていたのがステンシルです。
また、船の積み荷などのケース(木箱)にプリントするための道具でもあったそうです。
いずれにしろ、その場でスグ出来る、ということで、海の世界で使われてきたのでしょう。
Stencilとは ~こだわりのエイジングのために~
ステンシルとは、抜き型を置いた上からインクを乗せる印刷方法で、紙以外のものにもプリントするのに便利な方法です。
JIBではクジラのロゴやネーム入れの文字など、全て同じ方法でプリントしています。
凹型なので、どこかが本体と少しずつつながっている形にアレンジされます。このデザイン が「ステンシルフォント」と呼ばれ、独特の可愛いデザインになり、かばんのアクセントとなります。
文字は凹型を特殊な機械で作り、その上から特殊なインクをローラーでころがしてプリントします。
インクは速乾で一度プリントすると消すことは出来ませんが、紫外線やお洗濯によって薄くなってきます。
使い込むカバンの風合いに合わせてプリントもいい具合にあせてくれます。
JIBでは専門の職人が一つ一つ慎重に作業をしますが、失敗したら商品価値が無くなってしまう緊張の作業。それでも、一般的なシルク印刷では出せない風合いと、ルーツにこだわっています。