JIB誕生秘話(6回連載)その1
社長メッセージarchives/wrote 20180720 #52
JIB誕生秘話(6回連載)その1
40周年を迎える今年、
何故、今のJIBがあるのかと、
改めてふと考えました。
今まで何度も同じエピソードを
ブログや取材の中でお話ししてきましたが、
今の時点から振り返り、
今の私の言葉でその原点を
順番に伝えたいと思います。
●私が18歳の時に出会った外洋ヨットが全ての始まり。
私が少年の頃、
和歌山串本町にあった親戚の家へ、
母親に連れられよく遊びに行っていました。
そこで少年の私は、
印象的な小さな出会いを幾つもするのです。
例えば、
アラフラ海へ黒真珠を取りに行く
小さな船(帆船で今のヨットのようなもの)の船員さんに
航海の話しをしてもらったりしました。
「アラフラ海へ黒真珠を取りに行く」
というだけで、
聞いたこともない地名や黒真珠という言葉に、
もう好奇心とワクワクで胸がいっぱいです。
また串本の向かいの大島は捕鯨基地で、
「鯨があがったよ」
と言う声に、興奮して
走って見に行った思い出があります。
なので、今思えば、
海、ヨット、鯨のキーワードは
この頃からあったのだと思います。
●ヨットとの出逢いは人生との出逢いだった
少し大人になって高校最後を卒業、
受験に失敗し今日から僕は浪人や。
さてこれからどうするか、
と考えながらヨットハーバーをぶらぶら散歩してました。
そこで、
ヨットのクルーらしき見知らぬお兄さんに、
「おーい乗るか?」と声を掛けられ
「はい」と答えたのが、
私のヨットライフの始まりです。
最初の頃は、
気持ちいいななあ、カッコいいなあぐらいで、
時間の許す限り、毎日海に通っていました。
そこへ通う中、
ふと色んな疑問が湧いてきたのです。
私はごく一般的なサラリーマンの息子で、
ヨットに出会うまでは山が好きな少年でした。
勉強していい会社に入って、、、
と言う考えしかありませんでした。
しかし、ここマリーナで出会う大人達は、
自分の知っている大人達とは全然違うのです。
この衝撃は今でも鮮明に覚えています。
色んな生き方や仕事があるのだと。
僕の頭は好奇心でいっぱいに膨らみすぎて、
爆発するのかと思うものでした。
私が皆さんに送るメッセージは、
この頃からの体験に基づいたものです。
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