45周年の願い
社長メッセージarchives/wrote 20231120
45周年を目前にして振り返る。
あっという間に過ぎ去った時間、その中には色んな思い出があります。そうして、改めて、今までしてきて良かったな、今はできてないな、思うことを、もう一度してみようと思いたちました。
さて、JIBのメッセージといえば、メッセージがカバンという形になって、ということで「ものづくり」として発信してきましたが、それだけではなかったことを思い出しました。それは、「販売」の現場でも同じように、メッセージを発信していたな、ということです。もちろん今もそうですが、知名度もなく、どこの馬の骨ともわからない小さいカバン屋が、もっと想いをこめ、真剣に向き合いやっていた時代がありました。
「JIBの本」やブログにも書いていますが、40年ほど前、JIBがまだカバンメーカーではなく商社だった時代、夙川から甲子園に移転し、さあいよいよというオープン前日になんと泥棒が入り、売り物全部盗まれました。当日来てみれば見事に何もなく壁と床だけ、それに古いミシンが一台だけ、ポツン残されていました。怒りや悔しさよりもさて困った、いったい何を売ればいいの?から始まった。
今では狭い店も当時は広すぎて、ただガラーンとした空間が鎮座している。
ガタガタ言ってもしょうがない。よし、空間を埋められる立体物、空気を包む物、すなわちカバンを作ろうと思い立った。模型ヨットの修理などのために置いていたセイルクロスでバッグを作る。そしてすぐ実行。すると夙川時代のお客様やヨットの仲間が来てくれた。この事態を飲みこんだ彼らはすぐさま私を応援してくれたり手伝ってくれたりで、一年も経たない内にオリジナルセールバッグ(JIBの原型)や、同じビルにカフェ、ヨット教室などが生まれた。そして2年目を迎える頃には、カバンを大阪ロイヤルホテルで販売することになった。レジはロイヤルホテルのお隣さんだのシャネルが手伝ってくれました。
さて、当時の販売スタッフは、JIB的遊びの好きな女子大生が多かったと思います。その中には、芸能界に進んだ人もいました。おかげでJIB甲子園は全国ネットのテレビに出演したり雑誌の取材があったりと、いろんな目標が見えるきっかけになりました。
それから20々、30年、そして45周年を迎えます。30年までは販売スタッフのファッションは、清潔感があり爽やかなオシャレをイメージして、時にはスタッフによるファッションショーを開催し、完成を研鑽する機会を作ったりしていました。しかし最近は、国の働き方改革やハラスメント問題など、昔には考えれなかった色んな規制の中で、本来ならもっと楽しい部分を共有できなかった事が、とても残念でした。
今回、45周年、そして神戸阪急のオープンなどをキッカケに、販売の現場でものづくりと同じように、メッセージを届ける、そのために大切な要素のひとつである見た目、ファッション、態度言葉遣いなどを含め、見直す良い機会と捉えています。例えば、JIBメッセンジャーのファッションショーを開催し、もっと皆が仕事が楽しめる環境にしたいと願っています。
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